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Re: Final Cut Pro Xを語る

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みなさん、こんにちは このトピックに書き込むのは、随分久しぶりです。 すでにご存じの通り、FCP Xが10.1にヴァージョンアップしました。 これまでのイベントとプロジェクトがライブラリのなかにまとめられるようになり、言葉の持つ意味が変わってきています。 これまでイベントはクリップを指していましたが、これからはイベントはクリップとそれをもとに作成したプロジェクト(タイムライン)から構成されるようになりました。 ライブラリという新しい概念が導入され、いくつかのイベントをそのなかに持つことができます。 またFinder上のファイルも1つのライブラリになったため、取り扱いも楽に感じます。 これらの変更によって、ファイル管理がかなり改善されると思います。 さらに大きく改善されたのが、AVCHDの.MTSとGH3のH.264(MOV)の読み込み・トランスコード・再生です。 これまではいずれもProRes422にトランスコードしないとコマ落ちなしの再生・編集は無理でしたし、そのための変換時間とディスク容量が必要でした。 しかし、MarverickとFCP X10.1の組み合わせでは、ProRes422にトランスコードすることなく読み込んで再生・編集ができるようになりました。 いくつかのWEBサイトでは、「AVCHD カメラの .MTS および .MT2S ファイルをネイティブサポート」と書いていますが、ライブラリのなかの「Original Media」を覗いてみると、.MTS および .MT2S ファイルがH.264(MOV)ファイルになっています。 多分、素材をコピーして取り込むときにH.264(MOV)にトランスコードしていますので、厳密に言うとネイティブではありませんね。 ただ、MarverickとFCP X10.1の組み合わせでは、ファイルのコピーつまりH.264(MOV)へのトランスコードに要する「時間の大幅短縮とスムーズな再生」ができるようになったため、さもネイティブであるかのように扱えるのは事実ですが。 私の場合、最近はAVCHDで撮ることは少なくなりましたが、GH3のH.264(MOV)をProRes422にトランスコードしないでオリジナルのまま再生・編集できるのは、時間とディスク容量を大幅に稼げるので大きなメリットです。 試しに、今となっては古く感じるEarly 2011の17インチMacBook Proでも試してみましたが、AVCHDの.MTS(bkmcwdさんのValkyrieを含む)とGH3のH.264(MOV)ともに問題なく再生・編集ができました。 ちなみに通常の「AVCHD カメラの .MTS および .MT2S ファイル」とトランスコード後の「H.264(MOV)ファイル」のサイズはほぼ同じでしたが、bkmcwdさんのValkyrieの場合は、一例としてあげると、Valkyrieでビットレート129Mb/s、ファイルサイズ180MBのクリップが、H.264(MOV)ではビットレート110Mb/s、ファイルサイズ82MBのクリップに変換されていました。

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