STAP Log の設定方法を書いておきます。
フォトスタイル: スタンダード
コントラスト −5
シャープネス −5
ノイズリダクション −5
彩度 −5
色相 −3
ハイライトシャドウ:
HIGHLIGHT 0
SHADOW +2
マスターペディスタル +15
輝度レンジ 16−255
STAP Log の実効感度はカメラの表示より1.3stop増感されたものになります。
カーブの形は変わりませんが、暗部ノイズの低減、階調の増加効果が有効なので4Kモードにて撮影→FHDにダウンコンバートして下さい。
ISO 500 にて−6EV以下の領域にも輝度情報が存在する事は確認出来ましたが、使用に耐えうるかどうかは個々に検証して下さい。特性曲線からもうかがえるように−4EV辺りを最暗部にしておくのが良いかもしれません。
このカーブはネイチャー誌に発表する為に作りましたが、もう一つの動機として EOS C300 , C100 の CANON Log との混合使用というのがあります。 ほぼ同じカーブにしたのでCLogのLUTを当てる事で表示の最適化をはかる事も出来ます。
CINELIKE-D をはじめ他のフォトスタイルも検証して Non-Grading で使えるカーブも作ってみました。それも悪くないのですが、どれも +4.3stopあたりでホワイトクリップしてしまいます。
せっかく広がったGH4のダイナミックレンジをハイライト方向に更に活用する為に、グレーディング前提にはなりますが対数的に増加するカーブとして STAP Log を作ってみた次第です。
STAP Log 特性曲線
参考までにC100 の CanonLog で撮影した画も貼っておきます。
C100 CanonLog non-grading
C100 CanonLog grading


